コイケヤ…? (2011年1月)

受験シーズン真っ盛り。緊張して普段の実力が発揮できない人もいます。
そんな時はおもしろい話でも思い出してリラックスしましょう。
以前、コイケヤというあだ名になった生徒がいました。
でもポテトチップスのお菓子メーカーのことではありません。

国語の授業の時です。国語では必ず音読をさせています。
その音読をしている時、なぜが、「コイケヤ…、コイケヤカ…ん?、コイケヤ…」と繰り返して進みません。
不思議に思ってテキストをのぞき込んでみると、あの有名な句ではありませんか。
「古池や蛙飛びこむ水の音」
中学生にもなってこの有名な句を知らないのです。
また、五七五の文字数から考えても「ふるいけや」と読めるはずなのですが、「コイケヤ…」なってしまったのです。
それからコイケヤというあだ名になってしまいました。
ひょうきんな生徒だったので、かえってそのあだ名で人気者になりました。
楽しいエピソードです。

話はここまでではなくさらに続きます。
実は最近、小学生や中学生でもこの句を「コイケヤ」と読む生徒がかなりいることに気づきました。
私立中学を目指す生徒にはさすがにいませんが、これはどうしたことかと教科書を調べてみると、小学校用にも中学校用にもこの句は載っていません。
まして友達との普段の会話でも出てくるわけはなく、個食時代の現代の家庭の会話の中にも期待できません。
こう考えてくるとコイケヤ君は誰にでも当てはまり、何も笑い話ではなくってくるようです。
お父さん、お母さんには、ぜひ家庭の普段の会話の中で教養を高める会話を、意識してもつようにお願いしたいのです。

もう20年くらい前でしょうか、中学生の女子がこんなナゾナゾを黒板に書いてくれました。
みなさん、わかりますか。
もちろん私が即座に答えられたのは当たり前だのクラッカーです。

FULL I CARE COWARDS TO BE COME ME DO NOTE.はどういう意味?

Miyachi-Zemi

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