小さな芽を育てる考える学習 個別指導学習塾

 

宮地ゼミナール

 

中学受験・高校受験・内部進学・小中高補習

宮地ゼミナールの教育方針

 

1 ワンランク上の進学と豊かで意欲的な心を育てる学習を目指して

 

 宮地ゼミナールは、まじめに頑張る人を育てたいと願っています。志望校合格を目指して努力する人、高い目標に向かって頑張る人、不得意分野を克服しようと一生懸命な人、勉強していても成績の上がらない人、そういう人を宮地ゼミナールは全力で応援しています。

 

 公立校では、増え続ける不登校問題、いじめ問題・学級崩壊、学力格差の拡大、活発な部活動による体力と時間の消失などさまざまな問題が山積しています。学校内では良い成績なのに受験レベルではまったく歯が立たないというようなことのないよう、高いレベルの学習意識の確立と広い視野にたった深い学習が必要です。

 

 成績さえ上げればよいと考えがちですが、実は成績に表れない「非認知能力」を伸ばすことが大変重要だということが最近注目され始めました。「非認知能力」とは、やり抜く力、自分を信じる力、やる気、集中力、ねばり強く頑張る力、自制心、客観的思考力、判断力、行動力、リーダーシップ、協調性、思いやり、応用力、楽観性、失敗から学ぶ力、創造力、工夫をする力などさまざまです。「非認知能力」が重要視されるきっかけとなったのは、ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・J・ヘックマン氏のチームが、幼児期の特別な教育が及ぼす影響について、社会的リターンをもたらしている要素はIQテストで評価されてきた能力=「認知能力」ではなく、IQテストで評価されてきた能力以外の能力=「非認知能力」であるとし、幼児期に「非認知能力」を育成することの重要さを経済学の立場から示したことです。

 

 小・中・高という時期はこれからを生き抜く人生観や考え方を育む時期であり、日々の生活や学習がそれらを育てています。手におえない多量の宿題で毎日神経をすり減らしたり、点数のみを追う状況は必ずや大切な心に偏った影響を及ぼします。また、日常生活の生活管理をきちんとできることが、学力や意欲の支えとなっています。学習塾は、受験勉強や日常学習を通して、常識ある優れた社会人を常識あるご家庭とともに育て上げるという社会的使命があると考えています。

 

 宮地ゼミナールでは、知的活動の基本である「考え方の習慣」を身に付ける事を基礎として、より高いレベルの進学はもちろん、バランスの取れた真に実力のある、豊かで意欲的な心を育てる学習を目指します。

 

2 応用力のある真の学力とは

 

 学習する上で最も大切なことは何でしょうか。勉強をしているのに文章題の式が作れないとか、速くプリントを終わらすことに熱中して字が汚くて読めないとか、先取り学習をしているのに成績が上がらないといった問題を抱えた子供たちを数多く見かけます。文章題で、たてた式が間違っていたとき、すぐに足し算を引き算にしたり、掛け算を割り算にしたり、前後の数字を逆にしたりして○をもらおうとしていませんか。ただ机に向かって問題に取り組んでいれば良いかというと、それは否です。プロセスを考えずに、速さと答えのみ追う勉強を繰り返していたら悪い習慣が身につくだけで、本当の学力は身につくはずがありません。

 

宮地ゼミナールが学習する上で一番大切であるとしている点は、「文章を正確に理解し順を追って深く考える正しい習慣」です。リーディング・スキル・テストの結果を見ると中学校を卒業するまでに表層的な読解すらできない人が3割もいることがわかります。これでは予習復習さえ自分一人ではできません。まして内容を正確に取る読解ができる人はさらに少なくなるでしょう。宮地ゼミナールでは、問題を音読し内容を確認することによって読解力を養っています。地道なことですがこれが後々どこまでも伸びる大切な基礎となっているのを実感しています。

 

 頭のよい生徒は、物事を理解する上で必ず「なぜ?」「どうして?」と考え、わけもわからず丸暗記することはありません。そしてこのことは学習に限らず、普段の生活の上でも同様に「どうしたらもっと良くなるか」「これがこうだからこうなるんだ」と考えて行動しているものです。つまり、普段から順を追って考える思考回路を作り上げ、そのパイプを太くしているのです。それゆえ、あまり勉強しなくても理解が速いのです。ですから、できるだけ早い段階でこの習慣を身に付けることが勉強をする上で最も大事なことで、それが頭の良し悪しを決定づけることになります。

 

 しかし、この習慣の身についていない人にとってはいちいち考えることがとても面倒になります。だから丸暗記に頼って何とかしようとしますが、所詮付け焼刃に過ぎず、根本的な解決にはなりません。ですから、年齢の小さいうちから正確に文章が読めて「どうしてこういう答えになるのか」「どこで間違ったか」をあきらめずに一緒に考えていく、粘り強い繰り返しが必要となります。

 

 宮地ゼミナールではこの「文章を正確に読み解く習慣」と「順を追って深く考える習慣」を身に付けることを根本に問題に取り組みますから、単にこの問題をやった、プリントをやった、次の学年を先取りしたということとは内容において大きく違うのです。このような学習法が応用力に直結する基礎であり、上位校受験には必須の真の学力になります。

 

3 ひとりひとりが違う勉強

 

 宮地ゼミナールは、一対一の個別指導学習をしています。学習形態には一斉授業、完全個別授業、少人数授業、家庭教師による学習などがあり、それぞれ一長一短です。しかし、どこで行き詰まっているかがひとりひとり違うわけで、ひとりひとりに最も適した学習ができる個別授業の形態をとっているわけです。

 

 前学年の内容が消化できていなかったり、計算式の書き方がまずかったり、文章題の内容を把握できなかったり、図に書いて解く習慣がなかったりというようなひとりひとりのウィークポイントを発見し、解決していくことができます。学習内容も、不得意科目や項目、志望校の過去問演習と分析、特定教科書の予習復習、英検漢検対策など個別の目的に合った学習ができます。

 

 また、理解の速い遅い、性格の外向内向、集中力の深い浅いといった個人の性格にあわせた授業ができることも個別学習の利点です。そういった面から、個別指導学習では、特に指導者の質が問題になります。宮地ゼミナールは、一斉授業と個別指導、進学指導の長年の経験をもち、生かしてきた個人塾ですので、この点では特に自信を持っています。

 

4 学力を支えるもの

 

 学習とは直接関係ないようにみえて、意外に深いところでつながっていることがあります。それは、集中力や持久力、ひらめき・直感に結びつく能力「非認知能力」です。

 

 忘れ物をしない、寝る時間がほぼ一定、睡眠時間を充分にとり不規則な生活をしない、机やかばんの中の整理ができる、遅刻や欠席がない、など生活に関係した事柄です。こういった生活管理を自分でできることが、間接的に学習に跳ね返ってきます。規則的な生活をすることが、落ち着きや集中力を養い、学力を下で支えています。逆にいうと、落ち着きや集中力というものは、日常の良い生活習慣がとても大事だということなのです。

 

 また、人のことを考えず自分本位の行動しか取れないようではいけませんし、相手のことを考えるきちんとしたマナーを身に付けることは、学力うんぬんよりも社会生活をする上での基本中の基本です。

 

 そして、学習意欲の高い生徒に共通するのは、ご家庭での学習に対する関心が高いことが挙げられます。過度の期待はかえってマイナスですが、遠くから関心を持って見守ることは学習意欲の原動力と言えます。「成績が上がったら受験させよう」とか「勉強のことはだれだれにお任せしています」という消極的な自由放任では意欲が湧かず、学力も上がらないのです。

 

 宮地ゼミナールでは、自己の生活管理とマナーをとても大切に考えています。生活面では自由にやらせたいとお考えのご家庭の方は、ご遠慮願っておりますのであらかじめご了承ください。