ムリッ!(2007年7月)

以前確かこんなコマーシャルがあったと思います。
養老孟子先生に生徒が、新聞を読んで何かいいことがあるのかと尋ねます。
すると先生、それはね、読む前の自分と読んだ後の自分が変わることです、とか何とか答えるのです。

勉強して何の得があるか。
この例を当てはめると、それ以前の自分と勉強した後の自分が変わることだ、となります。
これもいい答えですね。
生徒たちの受け答えの中に、「ムリッ!」と返ってくることがあります。

国語の記述問題を何とか自分で考えてうめてごらん。
ムリッ!
次は数学の文章題だ。
ムリッ!
では、証明問題いってみよう。
ムリッ!
すべてこんな調子です。

勉強はなぜしているのか。
自分の限界を広げること、もその答えの一つ。
以前できなかったことができるようになる、つまり、無理であったことができるようになることです。
どんなスポーツでもトレーニングする時は、自分の限界より少し多くの負荷をかけるでしょう。
できる範囲をいつまでもやっていては向上しません。
少し無理なことを課して、それに慣れてしまう、結局、無理が無理でなくなっていきます。

勉強もまったく同じこと。
最初から自分で壁を作ってしまわないで、少しずつでもいいから無理なことにチャレンジしていくことがとても大事。
できるものだけやっていては、新しい自分にはなりません。
以前とは違う、世界の広がった新しい自分を創るためにやりとげる。
このことを自ら自覚して頑張りましょう!

Miyachi-Zemi

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