平成18年度中学入試の特徴(2006年5月)

先日、駒込学園の入試報告会があり、昨年に引き続き安田教育研究所の安田理氏の「平成18年度入試の特徴」に関する講演を伺いました。
まず、中学受験率が16%、公立を含むと18%に増加したこと。この原因を次のように挙げていらっしゃいます。

①難関大学へは中高一貫教育が圧倒的に有利。
②高校受験の心配がなくのびのびとした6年間が過ごせる。
③小学校の勉強に物足りなさを感じたり、いじめ、先生との人間関係がうまくいかないといった小学校生活の不満。
④地元の公立中学校の学力面、生活面の不安。
⑤首都圏の小学校卒業生の増加。
⑥公立中高一貫校が5校に増え、6700名もの応募があった。

これらから、中学受験が、学力の高い子、所得が高いご家庭というイメージから、いまやごく一般化した。
今年度顕著だった傾向は次のように挙げていらっしゃいます。

①東京の公立中高一貫校の応募者が6700名にも達した。
②慶応中等部の3日への移動、公立中高一貫校の開校で国立の応募者が軒並み減少。
③隔年現象で応募者を減らした学校も。
④埼玉、千葉で受験者増、東京は流入で増、神奈川は横ばい。
⑤4科入試または2科4科選択入試の学校が増えた。また、4科選択の受験生が増えた。
⑥東京の白梅学園清修、埼玉の本庄東高校附属が新設。
⑦午後入試の回数が増え、応募者も目覚しく増加。
⑧大学入試結果の良い学校に集まった。情報に敏感。

私立中学の人気はさらに高まってきていますね。

Miyachi-Zemi

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