鳴かぬなら…(2005年5月)

今日5月31日朝日新聞朝刊の「声」欄に世田谷の主婦の意見を見つけてとてもおもしろく感じました。

  鳴かぬなら それでいいじゃん ほととぎす
  鳴かぬなら 他をさがそう ほととぎす
  鳴かぬなら 食ってしまおう ほととぎす

なるほど「それでいいじゃん」とか「他をさがそう」というのは今の世相を反映して面白いと思います。
さて、私ならどう作るか。さしずめこんなところ。

  鳴かぬなら どこで輝く ほととぎす

ほととぎすを鳴いてこそ、と大きく一般化しないで、そのほととぎすだけが持っているものを見つけていきたいと思います。
そんじょそこらのほととぎすとは違う、この一羽だけが持っているもの、それを見つけられないのは自分に見抜く力がないのだ。
「それでいいじゃん」とか「他をさがそう」とかという態度は自分の思惑のみを対象にぶつけて、それにそぐわないものはコミットメント(関与)しないということだと思います。
そういう態度ではいつまでも自分の殻を破ることができず、いつまでたっても我がままで成長がないと思います。
願わくは、子供を持つ親がこのような態度ではないことを。
そしてコミットメントしなくなった子供達がよい出会いを重ね、いつか目覚めて素敵な親になることを。

Miyachi-Zemi

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