中学受験勉強はいつから?(2004年3月)

お問い合わせでよくお聞きするのが、中学受験の勉強はいつから始めたらよいのか、5年生では遅すぎるでしょうかというものです。
これは生徒一人一人千差万別ですので一概には申せませんが、4教科型を目指すのであれば、やはり余裕をもって4年生からじっくり取り組んでいくのが一般的でしょう。

ご存知のこととは思いますが、中学入試問題は単に学校の学習だけではとても手におえないものです。
来年度から都立白鴎高校に中高一貫コースが設けられる予定です。
その入試問題例を見ても、たいへんなレベルの問題です。
例えば、写真やグラフ、絵などを見て、そこから教科の壁を越えて判断できることを記述していくような設問でした。
こういう問題に対処するには、今までの中学入試勉強で蓄えるような、かなり多くの基礎知識が必要ですし、それに加えて想像力と文章作成能力を必要とします。

中学入試に備えるには、私のところで使用しているテキストで考えると、理想的には1教科につき受験まで少なくとも4冊を、できればまとめの教材1冊、そして各学校の過去入試問題をこなすことが必要です。
また、四谷大塚、日能研、首都圏模試といった中学受験者対象の模擬試験対策としても、かなり速いペースの学習進度が必要とされます。
そうなると中学4教科受験の勉強は、やはり4年生から、遅くとも5年生の初めからでないと間に合わないというのが実情です。

Miyachi-Zemi

TOP

お知らせ 教育方針 入会案内 TOPIC 室長ページ